高校リード英語問題集BLOG

新人講師と高校生のための高校リード問題集解答解説

カテゴリ: 英語指導・受験指導の心得

赤本は毎年大体秋に出始めますが、志望の大学がある場合は何年も前のものもチェックしておくようにしましょう。二次試験にどの科目が必要でどのような出題傾向でどの程度の実力が必要か、知る必要があります。また、周期的に出題ということもあり、可能ならば20年くらいさかのぼって見て行くとよいでしょう、これは二次試験だけでなく私立の過去問対策でもよく言われます。最終的には新年度から要項が変わってくる場合もあるので、最新のものにも気を配ること。



二次試験での入試科目は、そこからセンター試験でどの程度得点せねばならないか、が関わってきます。二次試験での挽回というのは全般的にかなり厳しいというのが通説になっており、センター対策を万全にするのがまずは大事ですが、かなり足を引っ張られそうな不得意な科目が二次試験に含まれている場合、極端な話、もう少しラクな科目で受けられる同学科のある大学はないか、条件を絞って他大学を探してみることも必要です。生徒の中には、その苦手科目ひとつによって受験勉強全体が足を引っ張られる場合もありました。進路指導はそのように志望校を何段階かに分け、志望学部と実際の入試科目まで考えます。



国公立志望の人は、その二次試験の内容と程度を早めに知ることでセンター対策を含め、受験勉強の仕方を定めていくことが出来ると思います。その時、講師は生徒の希望、環境、適性、父兄の希望などもよく聞いて指導にあたります。




大学入試センター試験過去問研究 英語

大学入試センター試験過去問研究 英語

教学社出版センター



国公立志望の人は、夏にはセンター試験の英語はある程度出来上がったものが見えてこなくちゃいけません。秋以降は二次対策やら私立対策もあるので、センター英語ごときでおたおたしてられません。二次試験のない大学もあるのでその辺はいつまで時間掛けられるか、学校の先生や塾の先生とも相談したほうが良いです。



まあ、二次試験で挽回は殆ど無理ですしね><

なので、センターでしこたま点数稼いでおきましょう、というわけです。



大学受験では過去問を夏休みにやる、なんていうのは、実はものすごく遅いと思います。センター受けるか受けないかくらいは早めに決めとけよって話です。

とりあえず国立か私立か、くらいは高校二年の夏くらいまでには諸事情や自分の適性・志望で決まってくるのが普通であると思ったりするんですが。

どうも実際はそこまで考えている高校生は少ない…というか、私が出会った生徒たちがその点でノンキな人が多かっただけなのか…



私大にしても、ひょっとしたら志望の大学がセンター利用してるなら、受けておいたほうがトク、ということは絶対ありうる。私の生徒で英語と数学で見事私立難関をセンターで突破した子もいました。私立のセンター利用は、入試科目が大体2つか3つで負担がすくないので、用意しておいて損はないでしょう。



しかし、この私大のセンター利用に関してはとんでもなく甘く考えている子が多い。

「たまたま受けて良かったら通るかもしれないから、センター受けとこうかな~」

そんな「たまたま受けていつもなら40点レベルの私が50点取れた」なんていうレベルの話ではありません。

大学入試は高校受験とは全然違う、という事に関しては、親も含めて、現役生は考えが甘すぎる。もっと熱心にやってもらえないものかと思います、学校でも。

これはまあもうしかたないですが、学校によって、本当に取り組み方が違います。



大学受験のシステムを知らない生徒が多すぎる。少なくとも私の指導してきた生徒たちで、高3になっても大学入試の体制がわかっていない人が圧倒的です。進学指導が熱心にされていない高校に通う生徒にとってこの不公平感は、ある意味不幸です。



そもそも。実はセンター英語はそんな難しいものではありません。逆に言えば、センター試験のレベルの英語も解けないようでは私大入試も危ないかもしれません。私立大学のほうが傾向が特殊で、学部の色が出ていたりで中々難しかったりします。



センターの英語は、出題パターンを毎日一、二年分もやっていけば、苦手だ何だといってる生徒にも見えてくるものがあるはずで、これは、もう「慣れ」です。

センター突破を考えている高校生諸君は、とにかくそのセンターの形に、早めに慣れてしまうことが肝心。そのうち自分の弱点がわかってくると、そこだけを突っ込んで何度も復習すればいいのです。



また、センターの英語の語法文法問題や整序問題や長文内容把握問題は、私大入試でも多く見られ、また、英検でもパターンが同じです。合わせて英検の勉強はしっかりやっておいて損はないです。



大学受験生を初めて担当する講師へ。

レベル的にどこまで引き上げてやれるか悩みどころですが、現段階の生徒の実力と志志望学部・志望校、父兄の希望をしっかり把握しておくことです。



特に私大の過去問を解く場合、「まだ力がない」と、秋以降にしてしまう講師がいますが、過去問はとりあえずできるだけ最新のものを手に入れてあたらせることです。生徒の現段階のレベルがそこではっきりします。

生徒が全然解けない場合…生徒は現実を初めて知ることになり、力不足を実感することと思います。それを知らせることは講師には大事です。今のままでは絶対合格は出来ない、しかしどうしてもその大学に行きたいのであればこの夏必死でついて来る覚悟があるか、学習相談をしてあげて下さい。



何でも過去問というものには、使い方の工夫が必要です。英語が苦手な人は、夏前にせめて二年分くらい解き、そして夏が終わった時、また同じものを解いてもらう(この同じものを解くというのは実は非常に大事です)。だから夏のすごし方は非常に大事です。



夏が終わった時、どこまで上がっているか。夏前は全く解けなかったとしても、夏が終わった時解けるようになっていたら、たとえ一回あたっている問題でも、それでいいです。だから、夏の目標は、少しでも過去問を解けるようにする。

講師は過去問を解くのにその生徒に不足の部分を補える授業をせねばならない、課題を与えてやらねばならないと言うことです。



早めに志望校を決めている生徒は、やはりはかどりやすいです。過去問をしっかり研究し、その生徒に必要な部分とそうでない部分を見極め、生徒に勉強の負担を掛けさせないように気を配りたいです。センターのような、受験課目の多い生徒にはなおさらです。



英語は慣れ。問題も慣れ。解き方も慣れです。

過去問は、出来るだけ早めに目を通し、そして大いに活用して欲しいと思います。



高校二年生のためのセンター対策指導も読んで下さい。







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センター試験は翌日の新聞で一斉に問題と解答が公表されますが、それを高校2年生にやってもらうようにしましょう。

現時点の実力で、センター試験でどれだけの点数が取れるか、の目安と、世間が受験シーズン真っ最中で、来年は自分の番であること、あと残り一年しかない、三年の4月からでは9ヶ月しかないということなど、伝えたいことは色々あります。

高校2年現在で6割突破が目標です。

7割部分は高3になるまでの残り三ヶ月で、8割9割部分は高3の夏休み前までに、という目安です。



さて、新聞で問題と解答が公表されたら、まずは講師が解いてみること。これをすぐやりましょう。時間を計って行うと、指導の時に時間配分についてアドバイスしてやれると思います。

講師は満点で当たり前と思うでしょうが、案外、時間を計ると焦りも出て凡ミスをして失点ということを犯します。英語を分かっている人でも焦ると選択を間違えることもある、高校生なら尚更です。時間配分の大切さについての大事なアドバイスの1つです。



大手予備校では冊子が配られますが、我々個別指導員や家庭教師は新聞を大きくコピーして試験の体裁にします。マークシートはなくてもいいです、選択肢にマークするのでかまいません。生徒が解きやすい体裁にしてあげます。



それまでに、高2生にはセンター試験の解き方指導を1、2回入れてみたいところです。センター試験にはパターンがあるので、それを指導します。問題集が手元にない人は、大学入試センター公式サイトで過去問3年分をダンンロード出来ますので、それを利用するのも良いです。



大学入試センター公式サイトのセンター試験過去問ダウンロードの頁はコチラから。







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この指導書の先生の指針・考え方として、おこがましくも私が大いに共感できるのは、



1)「中学生~高校二年生(一学期終了)」の生徒に向けている

2)子供に無駄な勉強法をさせたくない

3)個別対応である



という3点です。



1)は、高校選びは大学進学を視野に入れて考えてもらいたいからで、これに関してはのん気な親が多すぎます。

大学に進学させたいならば、親がもっと普段から将来の話をすべきです。自分の将来について考えるような習慣をつけさせたいものです。将来、選択肢は多いほどいいのは大人のわれわれが良く知っていることのはずです。

なので、中学の時点での高校選びは、大学現役合格をターゲットにしたものにしましょう、これは親の責任です。

特に子供を公立中学へやっている親御さん(本人もですが)は、高校受験を突破したら、大学進学も同じように何とかなるだろう、と安易に考えてしまう人があまりにも多いです。高校受験は地元の中学生たちとの競争ですが、大学受験では全国の高校生との競争で、不合格の人のほうが多いのだ、ということを忘れないで頂きたい。



受験勉強、受験生、と言う言葉に酔っている人が多いように思います。

有名難関大学を志望校にあげるのですが、実際中身は全く伴っていない。しかし受験勉強しなくちゃ、自分は受験生だから、志望校は国立大学…と言ってるだけで満足してしまっている嫌いがある。特に現役生はこういう人が多いです。実際どれだけ厳しいか現実を知らないので、無理ないかもしれません。





2)は、私もいつも英文法の指導上、気に掛けていることです。経験は、無駄になることなど一つもないのですが、受験勉強においては無駄があってはならないと思います。

何故なら、受験とは、大きく子供の一生を変えるものであり、また時間が限られているからです。検定試験のような年に複数回もあるものではなく、大学入試は一年に一回きりで、しかも現役合格できるチャンスは一生に一度しかありません。それまでの時間をいかに有効に使うか。勉強方法には絶対無駄があってはなりません。

英語で言えば、大学受験、しかもセンターレベルの英語に七文型の話を持ち出してくる、といったことです。全くムダとしか言いようがありません。こういうことは大学に入ってからでもまた改めて勉強すればいいことです。





3)ですが、私は、個別対応指導こそ子供たちにとって究極の理想の指導法だと思っています。学校の先生は一斉授業をするわけですが、ここでうまく指導が行われていれば、落ちこぼれる生徒など居ないはずです。しかしそれは現実では絶対無理な話で、これは先生のせいでもあり本人のせいでもあり、学校の指導上のシステム(少人数制でない等)のせいであったりです。

子供の数だけ躓き方があり、勉強の仕方・理解の仕方もまた同じです。個別指導はそのニーズに応えてやれる唯一の指導方法です。





講師は、生徒と父兄とタッグを組んで受験に取り組まねばなりません。

大学進学を希望するならば、親にも子供にも、もっと日ごろから将来についての話も含めて真剣に考えてもらい、早い段階で取り組んでもらいたいと、いつも思っています。

これは、中学生を子供に持つ親、個別指導や家庭教師の仕事に携わっている人、そして生徒自身にも、日々訴えていきたい事です。





HPで英語英文法学習・中高生と新人個別指導員のための英文法学習所














現役合格したいなら。

とにかく早めに取り掛かるしかないでしょう。



成績芳しからぬ高校生で、三年生になってから、さて、受験生なので塾やら予備校へでも行こうか、というのん気な人がいます。

指導側としても、大学受験生を指導するとなると、条件というものを考えてしまいます。

英語の場合、文法は高校二年生までに何とかしておいて欲しいものだ、等々。



構文や解釈を二年生で学習し、速い人は秋からセンター英語の対策です。

高校二年の冬の時点でセンターを何点取れるかを一応の目安にし、毎年高校二年生にはセンターが終わって新聞紙上に掲載されたものを一斉に解かせています。

二次試験が英語だけの人や二次試験のない人など、志望大学によってそれぞれなので、条件に合わせて、現時点でどれだけ不足しているか、どれくらいの時間を掛けるべきか、などの話をします。



そんな感じですので、高3の一学期から文法を一からやって、構文を…などとやっていると、受験のほうが先に終わってしまいます。特に苦手な人で、中学一年生からやり直したいと言って来るような人がいますが、そこまで戻る必要は無くても、とにかく、中学の段階で英語が苦手だった人は、高校一年の間に修復を掛けておかないと、あとで非常にしんどい思いをするか、志望校のレベルにたどり着けない(不合格)か、のどちらかになります。

実際、高校三年生の夏も終わってから「何とかして欲しい」なんて、泣きついてこられても時間が不足過ぎます。その夏だってどう過ごしてきたかで大きく違います。



何度も言うのですが、志望校は早めに決めた人の勝ち。何故そうするか。残り時間が違って来るからです。

受験は、残り時間が多く、効率よく使った人の勝ちです。時間が多ければ躓いたところに重点を置けるし、方向転換するにも時間が早いうちが有効です。



しかし残り時間が少なくても何とかなる人もいます。時間を有効に使って入試突破する人たちです。

しかし、実はこういう人たちは一浪でもすれば、もっと上の大学にいける人たちです。基礎部分が既に出来上がっている人たちだからです。

高校三年間、勉強をサボリにサボった人で、ふと大学に行きたいと思い立って浪人する人が居ますが、それは無謀です。

一年で三年間分の取り残してきた学習量以上のものを、どうやって獲得しますか。

それとも三浪を覚悟しますか。

高校三年間というのは大変重要で、大いに意味があります。



私は指導担当する生徒には、決して甘くないです。

しかし無駄なことはさせません。また、無駄な知識も与えません。

そのためには講師側も、生徒一人一人にとって何が重要で何が無駄であるかをよく見極めていく必要があります。

時間の使い方について非常にうるさく言います。計画は早め早めに立てていきます。





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