高校リード英語問題集BLOG

新人講師と高校生のための高校リード問題集解答解説

カテゴリ: リード文法B/まとめのテスト1

高校リード英文法B・まとめのテスト1の解答・解説です。
第1章・文型
第2章・文の種類
が、このテストのターゲットですので、焦点をしっかりこの2つに合わせてください。


問6は和文英訳問題です。使う単語がヒントとして与えられています。

(1)「あなたはその知らせをだれから聞いたのですか」(told)
toldはtellの過去形・過去分詞形なので、能動態と受動態の二通りの文が考えられるが、ここでは能動態で書いてみる。第4文型でSV人+物(SVOO)でも書けるし、第3文型でSV物+to人(SVO)でも書ける。
(2)「注意し、最善を尽くしなさい」(careful, best)
「~しなさい」とあるので文の形は命令文。careful(形容詞)とあるので、be動詞の命令文である。
「最善を尽くす」do one's best 日本語でも日常「ベストを尽くします」という言い回しが使われると思うが、覚えやすいように覚える。


問6解答/
(1)Who told that news to you?(SVO)
Who told you that news?(SVOO)
ちなみに受動態で書くと以下のようになる:
By whom were you told that news? / Who were you told that news by?
By whom was that news told (to) you? / Who was that news told (to) you by?
(受動態はまとめのテスト・2で扱われる内容)

(2)Be careful and do your best.
「注意し、最善を尽くしなさい」→「注意しなさい、そして、ベストを尽くしなさい」と考える。


問6まとめ/
be動詞の命令文は、第2文型SVCで書けます。命令文での主語はいつもyouであり省略されます。が、この「youを省略する」という言い方では、be動詞の命令文の場合、Are careful.としてしまう人がいるので、ここは要注意です。be動詞の命令文は原形beで始める、と理解しましょう。
和文英訳としての練習は、まずは表現をインプットしておかないと中々書き始められるものではありません。しかし、その一助として「五文型」に着目したいと思います。動詞を考えることによって、文の構造が見えてきます。
たとえば、単純に「話す」という動詞にはtellもあればspeakやtalkなどもあり、またsayなどもあり、文脈によって動詞を使い分けるわけです。この動詞の後ろに単語をどう並べるか。使われる動詞で文の骨子(文型)が決まり、語順が決まるのです。


まとめのテスト1のまとめ/
五文型は、動詞の後ろはどのような語順になるのか、を判断するための知識です。
五文型の判別は目的ではなく、文章を解読したり英作する、そのための手段です。この時、品詞の知識が必要になってくることも、学習するうちに分かってきます(第1章のSTEP1の問8の(1)(2)などを参照)。
第2章・文の種類ですが、特に疑問文の種類の多さに戸惑ったり答え方がわからなかったり、という人が多いです。ここは確認問題から丁寧に復習しておきましょう。聞かれれば答えるのが当然なので、疑問文に対しての答え方まで確認しておきましょう。また、疑問詞はしっかり押さえておいて下さい、第7章の不定詞や第13章の接続詞・間接疑問文の箇所でまた出てきます。


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

では、まとめのテスト1の点数を出してみましょう。
・85点以上の人:間違いなおしをしたら、次のまとめのテスト2に進んで下さい。
・85点未満の人:間違えた箇所はどの項目か、確認しましょう。間違えた項目のSTEP1と2だけやって下さい。そのあとまとめのテスト2へ進んでください。
70点未満の場合、分からない箇所はどこなのか、を確認することがまず大事です。STEP2が太刀打ちできない場合はSTEP1、確認問題を復習しましょう。


(まとめのテスト1終了)





高校リード英文法B・まとめのテスト1の解答・解説です。
第1章・文型
第2章・文の種類
が、このテストのターゲットですので、焦点をしっかりこの2つに合わせてください。


問5は整序問題です。並び替えの問題とも言います。
まずはその解説です。
(1)「驚いたことに、彼らは肉を生で食べた」
To my surprise「驚いたことに」が外に出ているので、「彼らは肉を生で食べた」を英作する。S+Vの次にどう単語を配するか。SVOCで考えてみよ。
(2)「よろこんでお手伝いします、とジェーンは言ってくれています」
Janeで始まっているのでこれがS。3単現saysは「ジェーンは~と言ってくれています」で使う。「喜んで~する」の表現。「お手伝いする」はhelpという単語が語群にないので、別の言い方で表す。giveの場合、文型は2通りあるが、ここではSVOto人(SVO)かSV+人+物(SVOO)か。
(3)「彼女はふつう午後3時に15分のお茶の時間をとる」
She usuallyで始まっている。文尾は外に3 o'clockが出ているので、「3時に」at 3 o'clockとする。「15分のお茶の時間をとる」take a fifteen-minute tea break
「休憩する」take a breakの表現を参考にする。
(4)「外に出て少し陽を浴びよう」(1語不要)
Let'sで始まっている。「~しよう」の部分を先に考える。
「外に出る」go outside
「少し陽を浴びる」=「少しの太陽を得る」 SVOで考える。
whileは従属接続詞なので、従属節の頭に置く。ここでは節は一つしかない。


問5解答:
(1)To my surprise, ( they ate the meat raw ).
eat OC「OをC(の状態)で食べる」like my coffee blackなどもこの仲間。
(2)Jane ( says she'll be happy to give us a hand ).
「喜んで~する」be happy to不定詞 「~を手伝う」give 人(相手)+a hand
(3)She usually ( takes a fifteen-minute tea break at ) 3 o'clock.
数字+名詞を形容詞化する場合、fifteen-minutesとはせず、数字+ハイフン+名詞単数形+名詞の語順になる。a five-year-old boy(five-years-old boyとならない)「5歳の男の子」などもこれの仲間。
(4)Let's ( go outside and get a bit of sun ).
whileが不要。「~して~する」は動詞+and +動詞で書ける。
while「~する間」は、以下のように使う:
・Strike while the iron is hot.「鉄は熱いうちに打て;好機を逃すな」(諺)
・Make hay while the sun shines.「日のあたっているうちに干し草を作れ;好機を逃すな」(諺)(おそらく本問はこの文からの引っ掛けであろう)
・She went shopping while her child was sleeping.
「彼女は子供が眠っている間に買い物に行った」
・He visited the British Museum three times while ( he was ) in London.
「彼はロンドンにいる間大英博物館を3度訪れた」
whileは文の頭に置いて従属節を作る従属接続詞で、be動詞や進行形が来る。主節の主語と主語が同じであれば、be動詞と共に省略可。

問5まとめ/
文型を考えた整序文ということになりますが、こういった整序問題には熟語・構文が多く入ってきます。
「喜んで~する」be happy to~
「~を手伝う」give 人 a hand
「休憩をとる」take a break
「少しの~」a bit of~
「外に出る」go outside
などが出てきましたが、必須表現です。和訳がなくても並べられるようにしておきましょう。第1章/文型のstep2の1や3や4のような問題を沢山やりましょう。

整序問題に関しては、頻出英語整序問題850を一日一題解く練習をこちらで行っています。語順と文法の学習に、一緒に頑張りましょう。


次回はまとめのテスト1の最終問題です。
和文英訳ですが、動詞が与えられているので、その辺り、五文型で英作する発想も解説したいと思います。






高校リード英文法B・まとめのテスト1の解答・解説です。
第1章・文型
第2章・文の種類
が、このテストのターゲットですので、焦点をしっかりこの2つに合わせてください。


問4は書き換え問題です。同意・空所補充問題とも呼びます。
(1)第4文型SVOOを、第3文型SVOで書き換える問題。makeの場合の前置詞はtoかforか。
(2)同意文にする問題。be interested in~「~に興味がある」をfindを使って同意文を作る。第5文型SVOCで作ってみる。
(3)感嘆文の問題。How~!からWhat~!で書き換えてみる。How~!とWhat~!の書き方は
問1の解答と考え方の(1)を参照。
(4)第4文型SVOOから第3文型SVOに書き換える問題。ここでは少しひねりが加えられている。受動態で書ければ簡単だが、ここでは受動態ではない。「私は」「彼から」「綴りを」「どうした」のか、考えてみよ。
taughtの直接目的語がhow to spellというように疑問詞付きの不定詞句になっているが、目的語として句が来るという例。


問4解答
(1)Who made such a pretty hat (for) (them) ?
makeの第4文型SVO(人)O(物)は、第3文型SVO(物)+forO(人)で書き換える。第4文型を作る動詞のことを授与動詞と呼び、この動詞しかSVOOの形の文章は作れない。第4文型から第3文型に書き換えるパターンは、授与動詞から第3文型への書き換えということで、この時必ず前置詞forかto、またはofを伴う。

例文)
・She gave me a nice watch.(第4文型)
→She gave a nice watch to me.(第3文型)
・She made me a pretty doll.(第4文型)
→She made a pretty doll for me.(第3文型)

前置詞toを伴うかforを伴うかは、動詞によって分かれるが、
to:「物」が「人」のほうへ行く(方向性)
for :「物」が「人」のためである(相手の利益)
のように考えることができる。

(2)The students find (English)(interesting).
「その学生たちは英語が面白い(英語に興味がある)」
動詞findは第3文型・第4文型・第5文型で多彩。ここでは第5文型でSfindOC「SはOがCである(とわかる)」のように訳す。
interestingは元は他動詞interest「関心・興味を惹く」でその現在分詞形が形容詞化したもの。上の文で使われているのはその受動態表現be interested in~で、下の文ではfindOC(ここではC=形容詞)なので、interestingの形を導き出す。

(3)(What) (a) (nice) bike Tom has!
感嘆文How nice Tom's bike is!からのWhat~!への書き換えである。
それぞれもとの形は
・Tom's bike is very nice.(very niceの後ろに名詞無し→Howで書き始める)
・Tom has a very nice bike.(very niceの後ろに名詞有り→Whatで書き始める)
それぞれ本文のようになる。

(4)I (learned) spelling from him.
He taught me how to spell.「彼は私に綴り方を教えてくれた」
I learned spelling from him.「私は彼から綴りを習った」
Iが先頭に出ての書き換えなので、つい受身かと考えがちだが、受身で書くには空所( )が足りないので思いとどまってしまう。さてどう考えるか。from himとあるので、「私は彼から綴りを」どうしたのか、日本語レベルで考えてみるしかない。これがひねりである。
同意文書き換え問題は、パターンで片付くものもあるが、一ひねりして答を導くしかないものもある。


問4/まとめ
第3文型と第4文型の書き換えは中学で既習事項です。できなかった人は第1章STEP1の5をやってみましょう。また、第4文型と第5文型の区別をSTEP1の6で練習しましょう。難しい場合は確認問題Cまで戻ってみましょう。余裕のある人はSTEP2の1~4までやってください。

次回は問5で整序問題です。
整序問題に関しては、頻出英語整序問題850を一日一題解く練習をこちらで行っています。良かったら一緒にどうぞ。








高校リード英文法B・まとめのテスト1の問3の解答・解説です。
問3は、第1章・文型の内容です。
全て、S、V、O、Cと、修飾語Mの判別を問う問題です。


(1)第5文型。thinkの後ろに人称代名詞目的格her(O)が続いているがその後ろのa very brave girlをどう考えるか。
(2)第4文型。命令文の場合はSは隠れているYouと考える。
(3)第2文型。動詞remainの後ろに名詞があるがOかCか(第1章/KeyPoints(2)。
(4)第1文型。
(5)第3文型。


問3解答
(1)We=S、thought=V、her=O、a very brave girl=C
 her=a very brave girl(O=C)で考えてみる(第1章/KeySentences5)。
(2)Lend=V、me=O、that book=O、for a few days=M
 動詞lendの後ろに人称代名詞目的格me(O)がある。that book はme≠that book(O≠O、第1章/keySentences4)。for a few daysは副詞句で時を表す語句。
(3)We=S、have remained=V、friends=C、for many years=M
 remain+名詞(形容詞)=「~のままでいる」for many years=「何年間も」は時を表す副詞句。
(4)A policeman=S、came=V、to our house=M、yesterday=M
to our houseは方向を示す副詞句。yesterdayは時を示す副詞句。英文における副詞の語順は場所(方向)+時が基本。
(5)My mother=S、helped=V、me=O、with the cooking=M
help+人(O)+with+物(手伝う内容を示す語)=「人の~を手伝う」この時の前置詞句with~の判別に注意。

動詞の後ろに名詞が来たとき、その名詞は目的語か補語のどちらかです。これは、SVCかSVOかの判別になります。
しかし補語になる場合の動詞はある程度まで限られていますので、少しだけ覚えてしまえば良いと思います、そして「あの動詞の仲間」と言う風に、あとから増やしていければいいでしょう。

ところで、前置詞句という言葉があります、前置詞の後に続く語句のことです(for a few daysやto our houseやwith the cooking。前置詞が頭についています)。動詞のすぐ後ろに前置詞が来たときには注意が必要です。この前置詞句がその文章の中で動詞とどのように関わって、どのような役割(品詞)をしているかで、文型はまた大きく変わってきます。

さて、以下は基本のまとめです:
・文型の判別とは、英文上の文の要素S、V、O、C、(M)を指摘することである。
・S=主語(名詞)、V=動詞、O=目的語(名詞)、C=補語(名詞、形容詞)である。
・品詞の中で、副詞はS、V、O、Cのどれにも当てはまらない(文の要素にはならない)。
・副詞はM(修飾語・付加語)と表される。


特に品詞の知識は重要で、そのうち副詞の種類は色々あります(時・場所・頻度・程度など)。この副詞は判別しない(SVOCのどれでもない)で修飾語、付加語と考えます。

文型に関しての学習を、コチラで進めています。よろしかったらのぞきにいらしてください。




リードの英文法B/まとめのテスト1の解答・解説です。
第一回にまとめのテスト1の構成が書いてありますので参照して下さい。

第1章・文型
第2章・文の種類
が、このテストのターゲットですので、焦点をしっかりこの2つに合わせてください。

++++++++++++++++++++

さて、まとめのテスト1の問2に入ります。会話文の問題です。
誰と誰が、どこで、何について話しているか、に注意するのが基本です。
その上で会話表現を多く知ることと、会話の流れをつかむことです。

問2のチェックすべき事項/
問2は、全問第2章・文の種類の内容になります。
(1)疑問詞を使った疑問文。各疑問詞の意味に注意。やり取りの流れから判断する。
(2)疑問詞を使った疑問文。Where~?に対する返答。Bの返答内容は出身に関するも の。出身地の聞き方。
(3)疑問文。There is/are~.の疑問文Is/Are there~?に対する答え方。疑問詞を使わない疑問文には普通Yes/No,there is/isn't~.で答える。Yes/Noでの答え方。
(4)疑問詞を使った疑問文。前出の名詞の繰り返しを避ける不定代名詞oneの使い方。
(5)付加疑問文。勧誘表現Let's~.に対する答え方。

問2の解答と考え方
1)正解はイ。
二つ目のAの文から、Bが何を聞いたのかを判断する。
A:遅れてごめんなさい。
B:どうしたの?(何が起こりましたか?)
A:バスが時間通りに出なかったので電車に乗り遅れました。
選択肢の意味は以下の通り:
ア)「どのくらい遅れましたか」
イ)「何がありましたか」
ウ)「それはどこにありましたか」
エ)「誰があなたと一緒にいましたか」

2)正解はア。
Bの答から、話題が出身地であると判断できる。出身地の聞き方は、
一般動詞comeを使った場合:Where do you come from?
be動詞を使った場合:Where are you from?
A:どちらの出身ですか。
B:ええと、アリゾナで生まれましたが、テキサスで育ちました。
イ)出身地の聞き方は現在完了を使わない。
ウ)「(あなたは今)どこにいますか」
エ)「その家はどこにありますか」

3)正解はエ。
疑問文とその答え方において、Yes,~is not.や、No,~is.など有り得ない形。Yesであれば、肯定文であり、notは後に続かない。
A:もっと本はありますか。
B:いいえ、ありません。
ア)Yes/Noで答えるべき疑問文に対する答えではない。
イ)Noで答えるならNo,there aren't.が正しい形。
ウ)Yes,there is.が正しい形。

4)正解はイ。
不定代名詞oneがchildの繰り返しをさけるために用いられている(=the little child)。Aの文から子供一人を指していることから(isに注目)、可算名詞複数形の置き換えであるonesは不可。(不定代名詞に関しては第19章・代名詞の学習内容Cを参照)
A:この子供たちのうちのどちらがお宅のお子さんですか。
B:小さいほうの子です。
省略なしの答え方は以下のようになる:
A:Which of these children is yours?
B:The little one is.(=The little child is mine/ours.)

5)正解はウ。
勧誘表現Let'sの付加疑問は語尾にshall we?を付ける。
A:今夜、どこかへ行こうよ。
B:いいよ。
勧誘表現に対しその答え方は様々ある。ここではお誘いに対し承諾か却下か、を判断する。All right(=OK./Yes,let's./Sure.)は承諾の返事の一例。

問2まとめ/
会話とは、Question と Answerで成り立つのが基本です。疑問文を学習するときはその答え方も覚えておく必要があります。特に疑問文は種類が多く、その答え方もパターンとして学習しておきましょう。Step1の2、3、4、5で復習確認です。余裕のある人はStep2の1まで復習して下さい。


次回は問3の解答・解説です。
(質問・疑問等ありましたらコメント等でよろしくです)






このページのトップヘ